Interview

移住のためのリノベ vol.5

人生の楽園をつくろう!リノベ古民家への移住計画
「美咲町の家」施主M様のインタビュー

「美咲町の家」施主M様のインタビュー
40代で県外からの移住を一大決心された仲良しご夫婦+犬2匹+猫4匹。
美咲町の山あいにある古民家を理想の住まいに変身させました。

どうして岡山への移住を決断されたのですか?

M様:「人生の楽園」っていうテレビ番組があるじゃないですか。
まさにあのイメージで将来暮らしたいな、という思いが結婚当時からあって、このたび移住先を探しました。
岡山は暖かくて、晴れの日が多くて、災害も少ない。住みやすいよ、って聞いたもので、まずは岡山で物件探しを始めました。

物件はどのように探されましたか?

M様:インターネットです。2つくらい目星をつけておいて、見に来たその日に「ここにします!買います!」といった感じで即決ですね(笑)。
住んでみないとわからないし、今住んでる所にも未練はなかったんです。
本当はもっと南の方を探していたのですが、近隣に家がない、という僕らの条件にマッチした土地がここ以外になくて。
寒いけどいいやと思って、決めちゃいました。

施工業者はどうやって見つけましたか?

M様:物件は決まったものの、どこに直してもらおうかとネットで8社ほどに一括で見積もり依頼をしましたが、
山奥のため対応できるという業者がなかなか見つからず、途方に暮れていました。
返事があっても、1社はこだわりのある工事はできないと言われ、もう1社はただ図面と見積もりを渡されただけで、
全く響かなかった。
そんな時に偶然見つけたのがso-goodさん。問い合わせをしてみると快く引き受けて下さいました。
わかりやすいイメージ図を出してくれて、もう神様に見えましたよ(笑)。

デザイナーとのやりとりはどんな風に進みましたか?

M様:遠隔だったのでメールのやりとりはかなりしましたね。遠方でなかなか現場に行くことができませんでしたが、
まめにメールと電話でやり取りできたので不安はありませんでした。なんでもすぐ相談や報告をしてくれるのもよかったです。
私たちの要望にきめ細やかな対応、提案をしていただき理想通りの家になったと思います。

今回のリノベーションのこだわりポイントは?

M様:実は今回家を持つのは2軒目で、1軒目はログハウスだったんです。
人生の楽園、といえばログハウスかな、と思って(笑)。だけど正直、もう住みたくないですね。
木を使ったお風呂はすごく寒くて、ユニットバスの方が絶対いい。
薪ストーブも大変。そのときの教訓も活かしてとにかくメンテナンスしやすく、寒さ対策をしっかりとお願いしました。
歳を重ねてもずっと住まなきゃいけないので。

so good:リノベ前は暗くて寒い家だったので、天井を抜いて吹抜にし、天窓をつけ、かなり明るくなりました。
山裾の寒冷地で、奥様も寒がりとの事でしたので冬の寒さ対策はしっかりと。外張り断熱にして、蓄熱暖房も取り入れました。
あとは大型犬2匹、猫4匹と暮らすための工夫ですね。
我が家も猫を3匹飼っているので人と動物が一緒に快適に暮らせるよう考えました。
床や壁は汚れや傷に配慮したペット用建材を使っています。ワンちゃんが滑って脱臼したり、足腰に負担がかからないような素材です。
猫ちゃんには奥様のご希望で専用のサンルームを。各スペースは猫の姿は見えつつ、進入は防止するよう格子戸を付けています。
唯一、元の家にあって残したのが、ダイニングの組子障子。モダン和風がご希望でしたのでいい感じに残せたと思っています。
メールのやりとりもリノベの相談以外に猫のこと、岡山のことなど色々お話できて楽しかったですね。

完成を見られていかがですか?

M様:リノベーション前は、じめじめと暗くておばけが出そうだったのが、嘘みたいに綺麗になっていました(笑)。
解体が終わった頃と、工事が終わった頃、2回しか見に来れませんでしたが、
マメに写真を撮って見せてもらえたので、心配はしていませんでしたが。
なんだか広くなった気がしますね。以前住んでいた人が見られたらびっくりするんじゃないかな。
犬や猫も暮らしやすく希望が詰まった家。なかでも深い軒の広い縁側が特にお気に入りです。

移住を検討されている方に一言!お願いします。

M様:正直、ちょっと寂しいかな、知ってる人もいないし、ご近所も遠いし不安だなというのはありますよ!
でも近くに温泉もあるし、避暑地感覚で名古屋の家族や友達にも遊びにきてもらえたら。
泊まってもらえるように部屋も増築しています。
セカンドライフ、っていうにはまだまだ早いし、がんばってここでも働かないと。
これを機に独立もしたので、近くに仕事場も借りて、、、ここでしかできない暮らしを楽しもうと思います。

担当:so good 亀田 裕子