Interview

ペットのためのリノベ vol.6

賃貸平屋フラットハウスリノベーション
「ペットと暮らす家」施主I様のインタビュー

 

リノベーションをされたきっかけは?

I様:ここができたのは40数年前。私の祖父が作ったんですよ。昔からどこにでもある借家です。
そのまま引き継ぎましたが、ちょうど退居されるので、どうしようかって話になって、
そしたら家内がたまたまso goodさんとお知り合いになって
素敵なお家を作られているから一度相談してみようということになりました。

こちらはどのような環境なのですか?

I様:駅も近いし、イオンには自転車で行けるし、高速にも空港にもアクセスがいいし便利。
だけど都会すぎず、田んぼも畑もある。街に近いけど自然もあるところです。ご近所づきあいも暖かいですよ。
古い町内なので、私もここで育ってますが、みんな家族構成からなんから知ってる人ばかりなので
引越してくる人たちにも、干渉するわけじゃなくて、普通にご挨拶したり。シニアの方や若いご夫婦にもオススメだと思います。

なぜペット可賃貸にされたのですか?

I様:このあたり、犬と散歩されてる方が多いんですよ。
この上がずっと山になってるんで 歩くのにちょうどいい。
うぐいすのホーホケキョって鳴き声もすごいんです。
朝歩いていると、よく聴こえてきます。

so good:こういう平屋の借家はどんどん潰されていて、なくなってるんです。もっと残していけたらいいんじゃないかなと思って。
幸いオーナーさんも潰すつもりはないんですっておっしゃるので、 それなら新しい提案ができたらと考えました。
この辺りにペットと住める賃貸があまりないことがわかって、ご提案したら、いいですよってのってくださいました。 反対する大家さんも多いんですけど。

どのように工事は進んでいきましたか?

I様:なにせ古いでしょう?だからまさか使えるとは思ってなくて、
極端な話潰してコーポ的なものを建てることも考えましたが、
so goodさんは全然大丈夫使いましょう、平屋賃貸はあまりないから需要がありますよと。
なんでも簡単に壊してピカピカにすることが多いですけど、
私としては、父や祖父が残してくれたものをまだ活かせるというのは嬉しかったですね。

so good:20~30代の方って、マンションやアパートは住んだことのある方が多いじゃないですか?
でもドアを開けたらすぐ隣の部屋でしょ。だから次は一戸建てのお家に移りたいな、という声は多いんです。
自分の一戸建てのおうちを買われる一つ手前みたいな感じで若いご夫婦が平屋賃貸からはじめる。

40年前、ピカピカの平屋賃貸ができた時代にはきっと若い人が入ったんだと思いますけど、
マンションが流行ったり、借家はちょっと古いと言われた時期がありましたよね。
今は一戸建てに若い人が憧れている気がします。
ここはお庭もついてるし、一軒ずつ別々なので自分の家って感覚があるみたいですね。 我が家っていう。

仕上がってみていかがですか?

I様:こうも違うのかって思いました。 外壁にもグリーンを使うなんて発想になかったので。
無難にクリームや白ではなく。 しかも塗装なんですね。貼り直したみたいにきれいになりました。
できるだけコストを抑えて収益を上げるように考えてくださって。
デザイナーに依頼することの価値を実感しました。

so good:物件を見て頭に浮かんだのは、米軍のフラットハウス。外壁を塗ろうと決めて、中はスケルトン状態からはじめました。
中身は全部新しく作り直しています。変わってないのはサッシ関係と外壁です。 屋根も変えています。
ペット可のお手入れのしやすい素材を使うという時点で少しコストがかかってくるので、 それ以外はできるだけシンプルに。
だけど水廻りは全部新品。キッチンも賃貸ではまずない システムキッチンにこだわっています。
賃貸マンションにはない快適さが売りです。出来上がると同時に反響がすごくて。
家具を搬入してくれたお兄さんが、気になるからもっと中を見せてもらっていいですか? と。
若い方に響いていますね。駐車場も2台ついていますからマンションではありえない。
どんな方が住まわれるのか、楽しみですね。 犬と散歩しながらご近所の方と挨拶したり、友達が来た時に車も停められるし。
お庭がついてるから野菜やお花が育てられる。バーベキューもできる。
4つの平屋を中心に、コミュニティが生まれたらきっと楽しいですね。

担当:so good 滝川 佐織